お酒の力に頼れない
お酒はほとんど飲めない。と思っているが、自分よりも飲めない人もたくさん知っているので、あまり大きな声で飲めないと言うことは出来ない。もっとも、飲めるだなんて口が裂けても言えないのだが。
20歳ぐらいの頃はきっと飲める方が人生楽しいよなと思い、一人暮らしを始めた時期でもあったので1人でお酒を飲んでみては缶チューハイ1つで顔を真っ赤にしていた。頑張ってみようと思って鏡月の1.8Lのペットボトルを買って、1ヶ月で枯らしてみようと思った。それが苦痛すぎて焼酎が苦手になった。ふんわり鏡月はふんわりと俺を殺した。
そうこうしてお酒との戦いに勤しむ内に気付いたが、私という人間は、お酒を飲んで酔った所で行動力が増えることはなく、特に何かを起こすことはできない人種なのだということであった。そもそも酒と戦う時点でもう間違っている。酒と仲良くなれ。というかみんなはお酒で戦っているようだ。with お酒。
お酒があるから出来ることなど僕には何も無かった。お酒の失敗は過去に何度かあるが、あれは酒を飲んでいなくてもやっていたと思うので自分の失敗だったのだ。全部記憶にある。いわゆるお酒の席で、俺がお酒を飲んだとしても、その場にもたらせるメリットがないよなあ〜と思うようになった。
日本酒やワインとか、味が好きなものはちよいちょいあるのだけど、やはりそんなにたくさん飲めるものではない。そしてこいつらは翌日まで持ち越しがちである。博識な人によると、この辺の奴らは抜けるのが遅いらしい。原理はよく覚えていない。
とかなんとか言っているが、
今日は久々にお酒を飲んでみた
久々に飲んだ照葉樹林はなんだか前まで味わっていた味と違った気がして、こんなんだったっけ?と思いながら2杯飲んでよくわからなくて顔は真っ赤であった。
お酒が入っても喋れないことは喋れない
お酒を飲んでて喋れていることはお酒がなくても喋ることが出来る自負がある
むしろ頭痛くなるし耳の聞こえがなんか敏感になるからか何言ってるかよくわからんくなるし
お酒の力に頼れたなら
何が出来たんだろう
何かを成せたかもしれない
その分何かを失っているとは思うけど
この文章は
お酒を批判したいのではなく
むしろ肯定したいものである
そんでただ言いたいことは、
お酒の力に頼れる人が
羨ましいなということ
嫌味とかではなく
それだけの文章
僕にとっての晩酌はこの29円のサイダーなのである
あとは寝る前にたまに飲む甘酒ぐらい
オチなし